ほとんどのスポーツにおいて、女性アスリートの収入が男性より少ない理由
男女間の賃金格差は、ほとんどすべての業界に及んでおり、スポーツも例外ではありません。しかし、特定のスポーツの間では、男女の給料に大きな差があります。
男女の収入の違い
過去10年間、総合的なトップアングラーにランクインしている女性アスリートはテニス選手だけで、セリーナ・ウィリアムズ、マリア・シャラポワ、李娜の3人は、フォーブスのリストに複数回登場しています。男子のスター選手であるロジャー・フェデラーを除くと、エリート女性テニスプレーヤーは、エンドースメント収入の面で男性テニスプレーヤーと非常によく似ています。
最も市場性の高いテニスプレーヤーは、昨年、エンドースメントと出演料で、賞金の4倍の収入を得ています。2018年に最も稼いだ女性アスリート10人のうち、9人がテニス選手でした。レースカードライバーのダニカ・パトリックや、UFCやWWEのスターであるロンダ・ラウジーなど、男性中心のスポーツをしている女性たちは、現役時代、それぞれのスポーツで上位の収入を得ていました。
しかし、チームスポーツでは、女性の状況は厳しいものがあります。昨シーズンのWNBAの最高年俸は11万7,500ドルで、NBAの3,740万ドルと比べても遜色ありません。全米プロ・ファストピッチ・ソフトボールリーグのチーム給与上限は17万5,000ドルですが、ボストン・レッドソックスは2019年に2億2,700万ドルを分配します。”ヤンキースのバットボーイの給料は、私のプロソフトボールの契約よりも多い “と、NPFの選手でアメリカ女子代表のデラニー・ゴーリーは、ツイートで書いています。
収入の差の理由は？
男性と女性のスポーツリーグの間には、テレビマネーの溝が大きいとされています。メジャーリーグベースボールは100億ドルの収入を誇る巨大リーグですが、NPFの選手はリーグの収入が少ないため、平均して5,000ドルから6,000ドルの収入しかありません。WNBAはESPNとのテレビ契約で年間およそ2,500万ドルを得ていますが、NBAのESPNとTNTからのテレビ収入はその100倍です。
WNBAは先日、CBS Sports Networkと複数年にわたるパートナーシップを結び、来シーズンは40試合を放送することになりましたが、これはESPNとの既存の契約に加えてのことです。テレビでの露出が増えれば、選手の知名度も上がり、知名度が上がれば、将来的にはエンドーサーとの大きな契約につながる可能性もあります。ナイキは20年以上、WNBAの選手のためにシグネチャーシューズを作っていません。
WNBAの選手組合が11月に労働協約をオプトアウトした際、同組合の会長を務めるロサンゼルス・スパークスのスター選手、ネカ・オグウミケは「The Players’ Tribune」にこう書きました。「これは純粋に給料だけの問題ではありません。これは、純粋に給料だけの問題ではなく、リーグが選手に影響を与えるような小さな変化についての問題です。これは、6フィート9インチのスーパースターがアメリカ横断のレッドアイ便に乗り、出口列ではなくエコノミー席に座らなければならないということなのです」。
